男女共に、人気の習い事ランキング上位にランクインしている英会話。
一言で英会話教室と言っても、様々な種類が存在します。
それでは、一体どのようにして英会話教室を選んだら良いのでしょうか?
今回の記事では、子ども向けの英会話教室の選び方と特徴、英会話教室に通うメリットなどを中心に解説します。
子ども向け英会話教室の種類
子ども向けの英会話教室は、大きく分けて下記の3種類です。
- 対面式
- オンライン
- 学童
それぞれどのような特徴があるのか、解説していきます。
対面の英会話教室
英語の習い事と聞いて、1番最初に思い浮かぶものが対面式の英会話教室ではないでしょうか。
いわゆる一般的な英会話教室となっており、外国人やバイリンガル講師がいる教室へ通って学んでいきます。
対面の最大のメリットは、目の前に先生がいるため、分からないことはその場で直接質問が出来ます。
また、英語が初めてのお子様には、日本人の先生であるバイリンガル講師がいる英会話教室を選ぶのも良いでしょう。
オンライン英会話
コロナ渦になり、オンライン英会話がよりメジャーになりました。
オンライン英会話は、対面の英会話教室に比べ費用を抑えることが出来ます。
また、1レッスンの時間も幅広く、短いものでは20分程のレッスンもあるためより気軽に英語学習に取り組むことが出来るでしょう。
オンライン英会話では、フィリピン出身の先生が比較的多い傾向にあります。
また、それぞれのオンライン英会話教室に多くの先生が在籍しているため、相性が良い先生を見つけやすくなります。
英語学童
英語学童とは、放課後の時間を活用し、英会話教室と学童教室を1つにまとめた教育施設となっています。
教室にもよりますが、約3時間程を英語環境で過ごすことが出来るため、短期間で英語に慣れることが出来ます。
一方、他の英会話教室に比べ費用が高くなるため、安く抑えたいというご家庭には不向きでしょう。
英語学童の大きなポイントとして、英語を使って他のカリキュラムを学ぶことが出来ます。
対面の英会話教室やオンライン英会話は、英語を習得するために英文法や英単語を学んでいきます。
一方、英語学童は英語で進行をしていきながら、スポーツやアート、プログラミングなども一緒に学んでいきます。
そのため、子ども向けの英会話教室の中で、一番生きた英語を感じることが出来るでしょう。
関連記事:今注目されている英語学童とは?子どもにとってのメリット・デメリットや選ぶときのポイントを紹介!
子どもにおすすめの英会話教室の選び方
子どもの英会話教室は、大人の習い事に比べていくつか特徴があります。
どのような特徴を踏まえて選ぶと良いのか解説します。
幅広い時間帯で受講が可能
大きくなるにつれて、英語だけでなくいくつか習い事を掛け持ちするご家庭も増えてくるでしょう。
そういった場合、スケジュール調整がつかず退会してしまうケースも多くあります。
英語は短い時間でも継続して触れていることで、確実に英語力は伸びていきます。
今後長く続けていくからこそ、幅広い時間帯で受講が可能な英会話教室がおすすめです。
料金が高すぎない
子どもの英会話教室は、立地やカリキュラムによって料金が変わってきます。
特に英語学童は対面式の英会話教室やオンライン英会話に比べて、費用が高い傾向にあります。
また、費用を安く抑えたいご家庭はオンライン英会話がおすすめです。
時間帯も短くなっているため、より手軽に英語に触れることができます。
どのくらいのお月謝が理想なのかを決めてから、英会話教室探しをすると良いでしょう。
関連記事:オンライン英会話の効果とは?学習期間や効果的な活用方法を解説
通いやすい立地
お子様が進学をすると、学校帰りにそのまま習い事へ行くケースも増えてくるでしょう。
そうなった場合、自宅や学校周辺の教室だと安心して通うことができます。
教室によっては送迎付きの場合もあるため、保護者のお迎えが不要な場合もあります。
その場合、送迎バスがどこから出ているのか先に調べておくとスムーズです。
選ばない方が良い子ども向け英会話教室の特徴
子ども向けの英会話教室は数多く存在します。そのため、様々な特徴があるのが現状です。
それでは、どのような英会話教室は避けた方が良いのでしょうか。
欠席や振替がしにくい
子どもは大人に比べ、保育園や学校から伝染して体調を崩すケースが多いです。
そのため、欠席や振替の融通がききにくい英会話教室は、通うのが難しくなる可能性があります。
また、長期休みで旅行や帰省でしばらくお休みをしたいという場合に備え、休会制度が整っていたり、欠席分の振替が前倒しで使用可能などのシステムがあると、より長く続けられるでしょう。
英語学童では、長期休みは朝8時からスタートする教室があったりと、保護者にとっても嬉しいポイントがある場合もあります。
体験や入会時にしっかりと確認した方が良いポイントです。
料金が高すぎる
今後英語以外の習い事をする場合、1つの習い事の料金が高すぎると他の習い事においても、なかなか継続的に続けることが困難になることもあります。
一方、英語学童の様に英語環境で様々なアクティビティに挑戦できるカリキュラムの場合、2つの習い事に通うより結果的に安くなるというケースも存在します。
効率や利便性を考えて、料金と照らし合わせると良いでしょう。
日本人講師のみ
英会話教室によっては、日本人のバイリンガル講師のみという教室も存在します。
初めて英語に触れるお子様にとっては、やはり日本語が話せる先生がいることで安心感を得ることが出来ます。
一方、異文化交流を目的としているご家庭には、日本人スタッフのみではなく外国人の先生がいる教室がおすすめです。
また、様々な国籍の英語に慣れるため、アメリカ・イギリスなどの英語圏以外の先生がいる校舎も良いでしょう。
子どもが英会話教室に通うメリット
具体的になぜ子どものうちに英語を習っていた方がよいのでしょうか。
子どもが英会話教室に通うメリットを解説していきます。
異文化への興味が湧きやすい
グローバル化が進んでいる現代社会。
子どものうちから異文化に慣れていることで、人種や国籍関係なくグローバルな価値観を持った子どもに育ちます。
日本は島国であるため、日本独自の文化が多く根付いています。
日本の文化を学ぶことももちろん大切ですが、それと同時に様々な外国文化に触れて、色々な価値観に触れられる環境を作ることも必要です。
特に、将来はよりダイバーシティが求められる社会になることが想定されます。
小さなうちから外国の文化に慣れていることで、将来有望な人材になることが出来るでしょう。
正しい発音を習得しやすい
日本語に置き換えず英語を英語のまま理解できるようになる、いわゆる「英語耳」の習得は、0歳〜5歳がピークと言われています。
そのため、子どものうちから英語に触れていることが大変重要です。
正しく聞き取れることで正しい発音も習得しやすくなります。
また、大きくなるにつれて、英語を発音することへの恥ずかしさが芽生えてしまうお子様が多いようです。
そういった感情を抱く前に、英語を正しく発音することの重要性を伝えていくと良いでしょう。
英語は楽しいものという印象を持ちやすい
大きくなってから英語を勉強すると、「分からない」という感情から「苦手」と感じてしまうお子様が多いです。
特に子どもの習い事は、楽しいと感じているかどうかが継続の大きなターニングポイントとなります。
文法や単語などの座学ではなく、遊びながら英語を使う感覚で楽しみながら英語に触れられる環境を作りましょう。
子どもが英会話教室に通うデメリット
ここまでは、子どもが英会話教室に通うことのメリットを紹介しました。
しかし、子どもが英語を習うことでのデメリットも存在します。
メリット・デメリットを理解した上で、英会話の習い事を検討してみましょう。
継続することが難しい
英語は継続して学習していくことが重要です。
しかしお子様が大きくなるにつれて、他の習い事を始めたり、学校のスケジュールが変わってくることで、英会話の習い事を退会せざる得ないケースが多々あります。
一定期間英語から離れてしまうと、リスニング力や発音が鈍ってしまうこともあるため、継続して習わせられるかどうか慎重に判断することが大事でしょう。
費用が高い
英語は継続して習い続けることが大切なため、長期的に見ると比較的費用が高くなってしまうことがあります。
そのため、費用を安く抑えたいというご家庭は、オンライン英会話がおすすめです。
一日短い時間でも継続的に英語に触れることで、必ず英語力はついていきます。
どういったスタイルで英会話を習っていくのか、予算に合わせて考えていくと良いでしょう。
母国語も中途半端になってしまう可能性がある
日本語の習得が出来ていない状態で英語を学習することにより、英語と日本語が入り混じり、混乱してしまうお子様もいます。
日本語で会話をしている最中に、単語が英語になってしまうケースが大変多いです。
日本語も習得中だからこそ、綺麗な日本語できちんと会話が出来るように、メリハリをつけた英語教育をしていくことをおすすめします。
まとめ
子どものときに英語に触れることにより、得られるメリットは数多く存在します。
子ども向けの英会話教室によっては体験を実施している教室もあるため、色々な英会話教室を見ていきながら検討すると良いでしょう。
また、オンライン英会話や英語学童など、ご家庭の環境も踏まえながら一番合うものを選んでみてくださいね。