オンライン英会話コラム

子どものオンライン英会話は何で比べる?回数・価格だけで決めないための5つの判断軸

子どものオンライン英会話を比較サイトで並べると、まず月額料金やレッスン1回あたりの単価に目が行きます。費用はもちろん大切ですが、単価だけで選ぶと、「安く続けられたけれど、何が伸びたのか分からない」ということも起こります。

この記事では、費用を正しく比べるための計算の仕方と、料金表だけでは見えない5つの判断軸を整理します。すでに英語を学んできたお子さんの「次の習い事」を考えている方にも役立つ内容です。

まず「1回あたり」と「月の総額」を出す

比べるときは、次の2つの数字をそろえて出しておくと判断しやすくなります。

  • 1回あたりの費用:月額料金 ÷ 月のレッスン回数
  • 月の総額:月額料金 + 教材費や別料金のサービス(月割り)+ 入会金など

たとえばBrightly for Kidsのスタンダードコースは、月4回で13,200円(税込)なので1回あたり3,300円、月8回で21,780円なので1回あたり約2,723円です。多読用のOxford Reading Club(月額1,500円)を加えると、月4回の総額は14,700円になります。

同じように各サービスの数字を出すと、「回数が多くて単価が安いサービス」と「回数は少ないが、教材や家庭学習の支えが含まれるサービス」の違いが見えてきます。ここから先は、その差に見合う価値があるかを判断軸で確かめます。

「1年でいくらかかり、何が得られるか」で見る

子どもの英語は、数か月で結果が出るものではありません。月額だけでなく、1年続けたときの費用と、その1年で何を目指すのかを並べて考えると、判断がぶれにくくなります。

先ほどの例で計算すると、Brightlyのスタンダードコースに多読(Oxford Reading Club)を加えた場合、月4回なら年間176,400円、月8回なら年間279,360円です。このほか、テキストのレベルが上がるときに教材費(3,500円)がかかります。

この費用で何が得られるかを、次のように書き出してみましょう。

  • 1年間のレッスン時間(月4回なら年48回・約20時間、月8回なら年96回・約40時間)
  • レッスン以外に使える教材(テキスト、多読用の本、アプリなど)
  • 学習の進め方や受験時期を相談できる相手がいるか
  • 1年後に目指す姿(英検の級、読める本のレベル、話せる内容など)

同じ金額でも、「レッスン回数」に払っているのか、「教材や学習の設計まで含めた伴走」に払っているのかで、中身は大きく変わります。

判断軸1:何を伸ばしたいのか

目的によって、合うサービスは変わります。

  • 英語を話すことに慣れ、話す機会を増やしたい
  • 英検など、目標の級に向けて計画的に進めたい
  • 海外やインター・プリスクールで身につけた英語を落としたくない
  • 会話はできるが、読む・書く力を年齢相応に伸ばしたい

話す機会を増やすことが目的なら、回数の多さは大きな価値になります。一方、読み書きや英検、英語力の維持が目的なら、回数だけでなく、教材と進め方まで含めて比べる必要があります。

判断軸2:レッスンの時間と、レッスン外の学習

1回25分のレッスンの場合、月4回で100分、月8回で200分です。この時間だけで、読む・書く・聞く・話すのすべてを伸ばすのは難しいのが実際のところです。

そのため、レッスンの外で何をするかも比べるポイントになります。宿題があるか、家庭で読む本や教材が用意されているか、その量は家庭の状況に合わせられるかを確認しましょう。Brightlyでは、宿題の目安は週1時間~程度で、家庭の状況に応じて量を相談できます。

判断軸3:誰が学習を設計するのか

自由予約型のサービスでは、講師や教材、予約の時間を家庭で選びます。自由度が高い反面、「次に何をやるか」を保護者が考え続ける必要があります。

担任制のサービスでは、同じ講師が続けて担当するため、前回の内容や子どもの得意・不得意を踏まえてレッスンを進められます。日本人スタッフが保護者の相談を受けるサービスなら、教材が合っているか、英検をいつ受けるかといった判断も相談できます。

判断軸4:英会話はネイティブ講師、英検対策は日本人講師

英語を話す・聞く力を育てる英会話のレッスンには、ネイティブ講師をおすすめします。理由は主に3つあります。

  • 自然な発音・リズム・話す速さに日常的に触れられる:子どもは、レッスンで聞いた英語をそのまままねて話すことが多いため、毎週どんな英語を聞いているかが大切です
  • 年齢相応の語彙や言い回しに出会える:英語圏の子どもが日常的に使う表現や、会話の自然な流れに触れることができます
  • 将来、英語で学ぶ環境に備えられる:インターナショナルスクールやイマージョン教育、留学などで出会う先生の英語に、早くから慣れておくことができます

海外やインターで身につけた英語を維持したい場合も、ネイティブ講師との会話は、それまでの英語環境に近い時間をつくる手段になります。

一方、英検対策は日本人講師が適しています。文法の仕組みや試験の形式を日本語で説明でき、保護者とも受験の時期や進め方を日本語で相談できるからです。英会話はネイティブ講師、英検対策は日本人講師と、目的によって講師を使い分けるのが効率的です。

なお、ネイティブ講師であれば誰でもよいわけではありません。子どもへの英語指導の経験があるか、子どもとの相性はどうか、同じ講師が続けて見てくれるかも、あわせて確認しましょう。

判断軸5:家庭の生活の中で続けられるか

どれほど内容が良くても、続かなければ英語は伸びません。次の点を確認しておきましょう。

  • 予約は自由か、曜日と時間が決まっているか
  • 急な予定のときに振替やキャンセルができるか
  • 受験や習い事が忙しい時期に、回数を減らしたり休会したりできるか

 

料金表だけでは見えにくい項目

比較サイトの一覧表には、月額料金や回数、講師の国籍が並びます。一方で、次のような項目は表に載りにくく、各サービスのページや体験で確かめる必要があります。

  • 教材費と別料金のサービス:テキストやアプリ、多読用の本が月額に含まれるのか、別料金なのか。教材費がオプトアウト(不要な場合に外す)できるかどうかも確認します
  • レッスン後のフォロー:その日の内容や宿題について、講師から連絡があるか。家庭で何を復習すればよいかが分かると、レッスン外の学習が続けやすくなります
  • 保護者が相談できる窓口:学習の進め方や受験の時期について、日本語で相談できるスタッフがいるか
  • レベルが上がったときの進め方:テキストを進める、読む本の難易度を上げるなど、子どもの成長に合わせて内容を変えていく仕組みがあるか

これらは月額料金の差となって表れていることが多く、単価だけを比べると見落としてしまいます。

回数重視型と伴走型、どちらが合う?

回数を重視するサービスが合う 伴走型のサービスが合う
目的 英語を話す機会をとにかく増やしたい 英検、英語力の維持、読み書きなど、目標に向けて計画的に進めたい
予定 毎週の予定が変わりやすく、空いた時間に受けたい 毎週決まった曜日・時間に受けられる
学習の管理 教材や講師を家庭で選び、学習を管理できる 進め方や教材選びを、講師やスタッフと一緒に考えたい
子どもの性格 いろいろな先生と話すのが好き 慣れた先生のほうが安心して話せる

どちらが優れているということではありません。お子さんの目的と家庭の状況に合うほうを選ぶことが、時間と費用を無駄にしないいちばんの近道です。

お子さんのタイプ別:とくに重視したい判断軸

同じ「オンライン英会話を始めたい」でも、これまでの英語の経験や目標によって、比べるときに重視したい点は変わります。代表的な4つのケースで整理します。

幼児期から英語を続けてきた低学年のお子さん

プリスクールや英会話教室で英語に親しんできたお子さんは、話すことへの抵抗が少ない一方で、読む・書く力はこれからというケースが多くあります。重視したいのは、判断軸1(何を伸ばしたいか)と判断軸3(誰が学習を設計するか)です。英会話はネイティブ講師と続けながら、フォニックスや多読で読む力を少しずつ育てていけるかを確認しましょう。

英検3級前後を取得した中学年のお子さん

級は順調に進んでいても、話す・書く力が級に追いついていないことがあります。次の級に進むか、いったん基礎を固めるかの判断も必要になる時期です。重視したいのは、判断軸3と判断軸4です。英会話はネイティブ講師と話す力を伸ばし、英検対策は日本人講師と進めるなど、目的ごとに講師を分けられるかを確かめましょう。

海外やインターから帰国したお子さん

日本の学校生活が始まると、英語を使う時間は大きく減ります。日常会話はできても、年齢相応の読み書きを伸ばす場がなくなりがちです。重視したいのは、判断軸4(講師)と判断軸2(レッスン外の学習)です。ネイティブ講師と毎週話す時間をつくり、年齢に合った本を読む習慣を続けられるかを確認しましょう。

中学受験を予定している高学年のお子さん

塾の時間が増え、英語に使える時間は限られてきます。重視したいのは、判断軸5(続けられるか)です。回数を減らしたり、一時的に休会したりできるかを事前に確認しておくと、英語をまったくやめてしまう以外の選択肢が持てます。

比べるときのチェックリスト

気になるサービスが2〜3つに絞れたら、次の項目を並べて書き出してみましょう。

  • 月の総額と、1年続けたときの総額はいくらか
  • 1年後に目指す姿に対して、レッスンとレッスン外の学習で何ができるか
  • 英会話はネイティブ講師が担当するか。英検対策を希望する場合、日本人講師に相談できるか
  • 同じ講師が続けて担当するか。合わないときに変更できるか
  • 宿題や教材の量を、家庭の状況に合わせて相談できるか
  • 回数の変更や休会の条件はどうなっているか

すべてを満たすサービスはなくても、家庭にとって外せない条件がどれかが分かると、選ぶ理由がはっきりします。

よくある質問

Q. レッスンの回数は多いほど伸びますか?

話す機会が増えるという点では、回数が多いほど有利です。ただし、読む・書く力や英検の級は、レッスンの回数だけでは伸びにくく、教材や家庭での学習の進め方によって差がつきます。回数と、レッスン外の学習の両方で考えるのがおすすめです。

Q. まずは安いサービスで始めて、あとから変えてもいいですか?

英語に慣れることが目的なら、それも一つの方法です。ただ、英検や読み書きなど積み上げが必要な目標がある場合は、途中でサービスを変えると、教材や進め方がリセットされることがあります。最初に1年後の目標を決めてから選ぶと、遠回りを減らせます。

Q. 英会話と英検対策を両方したい場合は?

英会話はネイティブ講師、英検対策は日本人講師というように、目的ごとに講師を分けられるサービスを選ぶと効率的です。Brightlyでは、ネイティブ講師の英会話と日本人講師の英検対策を組み合わせるDuoコースがあります。

Q. ネイティブ講師の英語は、子どもが聞き取れるか心配です。

子どもの英語指導に慣れたネイティブ講師は、子どものレベルに合わせて話す速さや使う言葉を調整します。最初は聞き取れない言葉があっても、同じ講師と続けるうちに耳が慣れていくことが多いです。体験レッスンで、お子さんがどのくらい聞き取れているかを見てみましょう。

Q. 比較サイトのランキングは、どう参考にすればいいですか?

ランキングや一覧表は、候補を知るためにはとても便利です。ただ、順位はサイトごとの基準で決められていて、お子さんの目的に合っているかどうかまでは分かりません。一覧表から気になるサービスを2〜3つ選んだら、この記事の5つの判断軸で比べ、最後は体験レッスンでお子さんの様子を見て決めるのがおすすめです。

体験レッスンの前に、家庭で整理しておきたいこと

体験レッスンや入会前の相談を有効に使うために、次のことを家族で話して書き出しておくと、スクール側も具体的な提案をしやすくなります。

  • 1年後にどうなっていてほしいか:英検の級、英語の本を一人で読めるようになる、海外の親戚と話せるようになるなど、できるだけ具体的に
  • これまでの英語の経験:通っていた教室や園、使っていた教材、英検の受験歴、海外での滞在歴など
  • 得意なことと苦手なこと:話すのは好きだが書くのは苦手、単語は知っているが文で話せない、といった様子
  • 英語に使える時間:レッスン以外に、平日と週末で英語に使える時間がどのくらいあるか
  • 子どもの性格:初対面の人と話すのに時間がかかるか、新しいことに挑戦するのが好きか

Brightlyでは、体験レッスンの前に日本人アドバイザーがこうした点をうかがい、お子さんに合うコースや進め方を一緒に考えます。

体験レッスンで確かめたいこと

  • 講師が、子どもの今のレベルや得意・不得意を把握しようとしているか
  • 講師の英語を、子どもが聞き取りやすそうにしていたか
  • 子どもが楽しそうに話せていたか、終わったあとにどんな様子だったか
  • 体験後に、今後の進め方や家庭での学習について具体的な説明があったか

Brightly for Kidsの場合

Brightlyは、担任制・曜日時間固定の伴走型のサービスです。英会話は子どもの英語指導経験を持つネイティブ講師が担当し、英検対策は日本人講師が担当します。テキスト(LOOK)とOxford Reading Clubを使い、毎レッスン後に講師から宿題とフィードバックのメッセージが届きます。受講回数の変更や、最大6か月の休会もできます(毎月17日までに申し出)。

一方で、毎日のように受講したい場合や、毎回違う先生と話したい場合、空いた時間に自由に予約したい場合には、回数重視・自由予約型のサービスのほうが合うかもしれません。

 

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